年とり餅
農業を始めてから「そういえば昔そんなことをやっていたような・・・」ということがたくさんあることを感じています。
「年とり餅」のことをネットを検索したところまったくヒットしませんでした。
このまま忘れ去られないように、書きとめておくことにしました。
我が家では、こんなふうに「年とり餅」を作っています。
12月30日の餅つきの日は、まず「お供え餅」を作り、次に「年取り餅」を作り、それから「のし餅」を作ります。
年とり餅は、小さなお餅で醤油をつけていただくのですが、小さくする時にミゴ(稲の穂の部分)で切ります。
写真のようにお茶碗の上にミゴ(稲の穂)2本を十字において、この上からついたお餅を落として、ミゴを閉めて4つに小分けします。
刃物を使わないで切ることに意味があるのでしょうが、何でそうするのかはすでに良く分からなくなっています。
でも、なんか神聖な感じがしてありがたく頂いています。
(追加)
稲藁は場所によって名前があります。
幹に当たる部分が「カン」、しめ飾りはこの部分を使います。
葉に当たるところが「ハカマ」、そして穂の部分を「ミゴ」といいます。
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