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2008年12月03日

フィリピンで木を植える(その2)

2006年の夏、フィリピンへ植林をしに行ってきました。
熱帯林の減少は地球温暖化や生物の絶滅に関連した重要な問題です。
日本にいると実感はありませんが、事態は想像以上に深刻です。

フィリピンで木を植える(その2)フィリピンで木を植える(その2)フィリピンで木を植える(その2)

フィリピンの山は、1960~70年代に日本への木材輸出と農産物輸出のために森林を大規模に伐採してしまいました。
さらに、その後の人口の爆発的な増加に伴い、食料の確保と燃料としての薪のために伐採が進みました。
このように大規模に伐採された熱帯林は、もう自然のままでは元に戻ることができません。
そのためにいたるところで崖崩れが発生していて岩肌が露出しています。

山に木がないと、降った雨は地下で濾過されることなく流れ出てくるために川の水はきれいになりません。
白く見えるのは道ではなく川です。降った雨は川に流れ込み、がけ崩れなどの土砂災害がいたるところで起こします。
白くにごった川には魚もあまりいません。

そして、魚だけでなく、今回の研修中には鳥を見ることがありませんでした。
山に木がないために昆虫や動物も少なく、それらを食べる鳥が住むことができないのです。

(追加)
1960~70年代に伐採し尽くされてしまったフィリピンに変わって、日本への木材輸出国となったのはマレーシアとタイです。
そこの熱帯林もほぼなくなり、インドネシアのボルネオ島に移り、今はパプアニューギニアの熱帯林が日本への木材一大供給地になっています。











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Posted by しあわせ野菜ガルテン at 19:04│Comments(0)11、海外農業研修の思い出
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