ツクシ発見
春になりツクシが出てきました。
「つくし誰の子、スギナの子」と言われますが、スギナの状態の時に蓄えた栄養でもって春にツクシが出てきて、頭の先から胞子を飛ばすから正しくはツクシの方が大人です。
胞子を飛ばしたツクシはすぐに枯れ、その後に地下茎でつながっているズギナが現われます。
農業高校の教員時代にスギナを掘り起こしていたら地下茎につながってツクシが出てきて、「本当にツクシとスギナは同じものなんだ。」と感動しました。
写真でもスギナがもう大きくなろうとしています。きっと、地下でツクシとつながっていることと思います。
スギナの名前の由来は、草の形が杉に似ているから杉菜(すぎな)、あるいは、袴のような節(ふし)のところで抜いても継ぐことができるから、継ぎ菜から転訛したと言われています。
ツクシの名前はスギナに地下茎でくっついているので「付く子」、土を突いて出るから「突く子」であると言う説があります。
漢字では「土筆」ですね。
雑感
農業高校の教員時代、学校のいたるところにスギナが生えていたのですが、実はあまりツクシを見ていません。
この時期は入試があったり、学年末テストがあったりで、ツクシを見ている余裕をなくしていたのかもしれません。
皆さん、ツクシが出ているのに気が付いていますか?
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