赤とんぼ

しあわせ野菜ガルテン

2010年08月27日 22:36

相変わらずの猛暑ですが、少しずつ秋に向かっているようで、畑には赤とんぼの大群が舞っています。

トンボは肉食性で、ハエやカ、稲の害虫のウンカやヨコバイなどの小さな虫を食べます。
畑で草取りをしていると、草の中から小さな虫たちが逃げ出しているようで、トンボが体の周りを飛び交います。





赤トンボというのはトンボ科アカネ属の総称です。代表が秋に平地に群を成して出現するアキアカネですが、時には色が黄色のウスバキトンボも、夏の終わりごろから群を成して出現するため赤トンボと呼ばれていることもあります。

アキアカネは6月末から7月初めにかけて、ちょうど梅雨の盛りの頃に田んぼや浅い池や学校の水泳プールで幼虫であるヤゴから羽化します。
その後、標高が1000mを越す高い山に移動し、真夏は山で避暑していて、暑さがやわらぐ9月初めから中頃にかけて再び里へと降りてきて大集団になります。


小笠高校の教員時代に教頭先生が生物の先生でトンボ研究で有名な方でした。磐田南高校の生物部の顧問時代に夏合宿を学校から30km以上離れた春野町の山で行い、避暑で山に上がってきた何万匹というアキアカネを捕まえてはマーキングをして離し、秋になってから、今度は学校の周辺で捕まえてマーキングがあるかを調べていたという話を聞き、「凄いことをするもんだ。専門ってそういうことなんだ」と、とても感化されたものでした。

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