2008年06月09日
「食の価値」とは何だろう






我が家の茶園です。掛川の中心部からそれほど離れているわけではありませんが、4月から8月まで一日中ウグイスの鳴き声が聞こえるとてものどかな里山です。
湧水が流れ沢ガニがいて藤や山つつじの花が咲き、ウドやタラの芽や山栗が実ります。そんな豊かな山の中に祖父母や両親が開墾して作った茶園です。
3年前にはカモシカが、かつてはキツネが現れたりもしました。(写真は幼いころの弟とキツネです。人間を怖がらないで夕方になると毎日現れたものでした。)
そんな自然の中で育った我が家のお茶ですが、平たん部で機械化された茶園の方がおいしいと言われてしまいます。
茶業界全体が低迷気味ではありますが、今年の一番茶の売り上げは10年前の3分の1になってしまいました。おいしさの目安であるアミノ酸や水分含量が低いそうです。経営的に成り立ちにくく、将来性はありません。
でも、食の価値とは本当にそのようなものなのでしょうか。
「”食の持っている物語” を伝えたい。」
・・・そんなことを考えています。
Posted by しあわせ野菜ガルテン at 20:05│Comments(0)
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