2008年08月16日
シルクロードのオアシス都市を訪れて(その7)
砂漠の洪水
砂漠は中国では「沙漠」と書きます。石が小さくなった砂ではなく、水が少ない「沙」であり、「砂」よりもっと小さな粘土が乾燥して粉状になってサラサラしています。(だから、黄砂になって舞い上がってしまいます。)
日本では「砂が水をしみこむように吸収する。」という言葉がありますが、沙漠に水をこぼすと粘土状に固まってしまい、水を浸みこませることはできません。
砂漠にもほんの少し雨が降るのですが、雨がしみこむことができないため、集まった水がいたるところで洪水を起こし、道路を決壊させます。



温度と湿度
新彊博物館でミイラを見ました。ミイラというとエジプトを連想しますが、エジプトとのそれと異なるのは、乾燥していて普通に土葬するとミイラになってしまうことです。だから上流階級ではない一般庶民のミイラもたくさん発掘されます。
一番暑かったのはトルファン。この町は上海から4000km、地球上で一番海から離れているのですが、一番低いところの海抜はマイナス154メートル、平均高度は24m。すり鉢状になった盆地の夏はとても暑く、冬にはダイアモンドダストが舞います。この寒暖の差と乾いた空気が良質な干しブドウの産地を作り、農家は沿岸部の都市と同じ位の高収益を上げています。
一方、タシュクルガンという中国の一番西にある街に向かうために通った峠の道は4000メートルもあり、夏というのに雪が降っていました。
トルファンのシンボル、火焔山
火焔山はウイグル語で紅い山という。西遊記の中で孫悟空が牛魔王を退治して奪った芭蕉扇であおいで火を消した山である。
この日、寒暖計が47度を示していた。湿度は30%。今でも火がつきそうな暑さであった。
中国の西の果て、タシュクルガン
シルクロードは中国を抜けるとタジキスタン、パキスタンへとつながる。この先にあるのがパミール高原、平均標高5000m、世界の屋根と呼ばれる中央アジアの高原である。 夏だというのに雪が降ってきた。
その昔、三蔵法師が通った道である。
砂漠は中国では「沙漠」と書きます。石が小さくなった砂ではなく、水が少ない「沙」であり、「砂」よりもっと小さな粘土が乾燥して粉状になってサラサラしています。(だから、黄砂になって舞い上がってしまいます。)
日本では「砂が水をしみこむように吸収する。」という言葉がありますが、沙漠に水をこぼすと粘土状に固まってしまい、水を浸みこませることはできません。
砂漠にもほんの少し雨が降るのですが、雨がしみこむことができないため、集まった水がいたるところで洪水を起こし、道路を決壊させます。



温度と湿度
新彊博物館でミイラを見ました。ミイラというとエジプトを連想しますが、エジプトとのそれと異なるのは、乾燥していて普通に土葬するとミイラになってしまうことです。だから上流階級ではない一般庶民のミイラもたくさん発掘されます。
一番暑かったのはトルファン。この町は上海から4000km、地球上で一番海から離れているのですが、一番低いところの海抜はマイナス154メートル、平均高度は24m。すり鉢状になった盆地の夏はとても暑く、冬にはダイアモンドダストが舞います。この寒暖の差と乾いた空気が良質な干しブドウの産地を作り、農家は沿岸部の都市と同じ位の高収益を上げています。
一方、タシュクルガンという中国の一番西にある街に向かうために通った峠の道は4000メートルもあり、夏というのに雪が降っていました。

火焔山はウイグル語で紅い山という。西遊記の中で孫悟空が牛魔王を退治して奪った芭蕉扇であおいで火を消した山である。
この日、寒暖計が47度を示していた。湿度は30%。今でも火がつきそうな暑さであった。

シルクロードは中国を抜けるとタジキスタン、パキスタンへとつながる。この先にあるのがパミール高原、平均標高5000m、世界の屋根と呼ばれる中央アジアの高原である。 夏だというのに雪が降ってきた。
その昔、三蔵法師が通った道である。
Posted by しあわせ野菜ガルテン at 09:05│Comments(0)
│11、海外農業研修の思い出