2008年09月22日
ぼた餅とオハギの違い
お彼岸に食べられるボタモチとオハギは基本的には同じものです。
季節の花になぞらえて、春のお彼岸に供える時には「牡丹餅」で、秋にお供えする場合は「お萩」と言います。





上段の二つが春に咲くボタン
下段の二つが秋の七草の萩(ヤマハギ)です。
ボタモチとオハギは基本的には同じものですが、それぞれボタン花に似せたり、萩の花に似せたりします。
萩の花はマメ科に属していて、蝶形花と呼ばれる独特の形をした小さな花が粒々にたくさんつきます。そこで、秋に作るオハギは、お米の形が残る程度に軽くついて、形は小ぶりにして、粒あんで丸めます。
また、秋の七草に数えられるヤマハギは紫色ですが、白や黄色の萩もあることから、きなこやごまをまぶしたものもおはぎと呼ばれています。
それに対して、春に咲くボタンは「立てば芍薬、座れば牡丹」で「花の王」と呼ばれるくらいですから、豪華絢爛に作ります。お米をおもちになるくらいしっかりついて大きく丸め、こしあんをたっぷりつけてボタンの花に似せます。
ここまでが一般に言われていることですが、考えるにこれはお米と小豆の品質と関係していると自分は思います。
秋に収穫したばかりのお米をお餅になるまでつくのはとてももったいないことです。ですから、お米の形を残して丸めます。
小豆も収穫時期は秋です。とれたての小豆は柔らかく皮も一緒に食べられます。そこで、秋はつぶあんにしていただきました。
そして、ひと冬越した春のお彼岸では、お米も不良米が増えてきますのでしっかりついて餅状にして丸めます。
小豆の皮は硬くなったので、取り除いたこしあんにしました。
そのような、季節による食の美味しいいただき方の違いを、季節の花になぞらえたのが何とも粋ですよね。
季節の花になぞらえて、春のお彼岸に供える時には「牡丹餅」で、秋にお供えする場合は「お萩」と言います。





上段の二つが春に咲くボタン
下段の二つが秋の七草の萩(ヤマハギ)です。
ボタモチとオハギは基本的には同じものですが、それぞれボタン花に似せたり、萩の花に似せたりします。
萩の花はマメ科に属していて、蝶形花と呼ばれる独特の形をした小さな花が粒々にたくさんつきます。そこで、秋に作るオハギは、お米の形が残る程度に軽くついて、形は小ぶりにして、粒あんで丸めます。
また、秋の七草に数えられるヤマハギは紫色ですが、白や黄色の萩もあることから、きなこやごまをまぶしたものもおはぎと呼ばれています。
それに対して、春に咲くボタンは「立てば芍薬、座れば牡丹」で「花の王」と呼ばれるくらいですから、豪華絢爛に作ります。お米をおもちになるくらいしっかりついて大きく丸め、こしあんをたっぷりつけてボタンの花に似せます。
ここまでが一般に言われていることですが、考えるにこれはお米と小豆の品質と関係していると自分は思います。
秋に収穫したばかりのお米をお餅になるまでつくのはとてももったいないことです。ですから、お米の形を残して丸めます。
小豆も収穫時期は秋です。とれたての小豆は柔らかく皮も一緒に食べられます。そこで、秋はつぶあんにしていただきました。
そして、ひと冬越した春のお彼岸では、お米も不良米が増えてきますのでしっかりついて餅状にして丸めます。
小豆の皮は硬くなったので、取り除いたこしあんにしました。
そのような、季節による食の美味しいいただき方の違いを、季節の花になぞらえたのが何とも粋ですよね。
Posted by しあわせ野菜ガルテン at 20:00│Comments(0)
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