2008年11月22日
お米の草刈り
今日の農作業はお米の草刈りです。
昔の米作りは6月に苗を植え10月中旬に稲刈りでした。
ところが今では4月末に田植えをして、8月末から9月中旬にかけて刈ってしまいます。
コシヒカリやアキタコマチなど東北地方を中心にお米が品種改良されたために、そのような系統のお米を静岡で作るには、4月末に田植えをしてあげる必要があるのです。
10月に行われる秋祭りの昔の写真を見ると、田んぼに稲穂が実っている中に屋台が引かれていて、いかにも五穀豊穣のお祭りといった感じなのですが、今は10月には田んぼに稲がありません。
実りの秋と言いますが、今やお米は夏の作物です。これから、地球温暖化が進むと田植えがもっと早くなって3月末に田植えをして7月に稲刈りなどということもおこってくるのでしょうね。
まだ暑いうちに刈られた稲はまた伸びてくるために、この時期にもう一度刈らなくてはいけません。そのまま伸ばしておくと、来年のために、田んぼを耕すのにトラクターに絡まってしまうからです。
中には稲穂をつけているものもあるのですが、そのまま刈り取ります。食べられないことはありませんが、コンバインを出して収穫するには手間と費用の方がかかってしまいます。
田んぼの稲を刈りながらいろいろなことを考えさせられた一日でした。
Posted by しあわせ野菜ガルテン at 19:02│Comments(0)
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