2009年01月14日
魔法の土
宅地の造成工事をしている場所から良質な土が出ています。
重機(ユンボ)を自由に使っていいと言われたので、おそるおそる運転しながら土を掘り起こしました。
ユンボと言うのはフランスの建設機械会社が出している重機の商品名で、正式にはバックホーとか油圧シャベルと言いますが、ユンボの方が一般的です。
それにしても大きなユンボで、おかげでいい土を掘り起こすことができました。
求めていたのはこの土です。
土というより岩といった方がいいのですが、地元では青岩と呼ばれている古代の海の底に堆積した粘土が固まった泥岩です。
掛川の地層は第三紀層と言って、今から1,000万年前から200万年前、人類の祖先である猿人が現れた頃に海面が上昇した地層です。
その土がなぜ重要かというと、粘土であるため肥料分の吸着力が高く、この土で作られた野菜の味がとてもいいとされている「魔法の土」だからです。
掘り起こした時にはとても硬いのですが、何百万年ぶりに新鮮な空気に触れたこの岩は一週間程度でボロボロに砕け始めます。
この土を有機肥料に混ぜて野菜に与えてあげると、それはそれはおいしい野菜ができる・・・という予定です。


掛川地区の地層は浜岡原発の関係から非常に詳しく調べられています。それによると、一番下にあるのが倉真層群、その上に西郷層群、その上に掛川層群となるそうです。
倉真地区、西郷地区のお米、お茶、イチゴは味に深みがあるといわれていますが土の肥料吸着力に関係しているのではないかと思います。
そうだとすると、野菜においてもいい結果が出るのではないかと期待しているのです。
Posted by しあわせ野菜ガルテン at 19:07│Comments(0)
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