静岡の茶業の行きつく先

しあわせ野菜ガルテン

2008年07月07日 23:02

 2番茶が終わり1週間が経ちました。以前に何回か書いたこの茶園は、また雑草に覆われ始めています。
 今年はお茶の値段がとても安かったです。特に我が家と同じような環境の茶園の生産者はお茶の品質面で買いたたかれて売り上げから3割ぐらい下がっていると思います。今年を限りに耕作放棄されていく山間地の茶園がいっぱいあると思います。

 お茶は静岡を代表する農産物ですが、たぶんこれからの方向性はお米と同じだと思います。

 大規模化して機械化された水田だけが残り、山間地の水田は耕作放棄されていく。その中間の地域では機械化が進んだので作ることは大変ではないけど儲かりもしないのでじり貧状態。お茶もそんな感じをたどっていくと思います。

 「意欲のある生産者によるおいしいお米づくりこそ、日本のお米の生き残る道だ。」というのは一見正しいように感じますが、結果として一人あたりのお米の消費量は下がる一方でした。おいしいからと言って近くにある水田のおコメより、国内産とはいえ遠方のお米を食することは正しかったのでしょうか? 国内の中で産地間競争をするより、そのお金を使って日本の伝統的な食文化を維持するようにしていれば結果的に日本のお米を守れたと思います。

 お茶も同じです。意欲のあるお茶農家が大規模化機械化して、十分な管理を行い「私の家のお茶は美味しいよ。」とやっていけば経営は拡大します。農政もそれをバックアップしています。中山間地の機械化が困難な茶園は放棄されても仕方がないでしょう。でも、結果的にお茶の消費は下がり続けます。

 何しろ、コーヒーや紅茶の方がおいしいという人のほうが多いのです。生産地で見つけたおいしいコーヒーや紅茶をフェアトレードで輸入したほうがよっぽど地球に優しくてオシャレなのです。
 国内の産地間や個人間で競争している場合じゃないと思うのだけど・・・・。

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