ファーマーズマーケット

しあわせ野菜ガルテン

2009年03月16日 19:01

道の駅やJAのファーマーズマーケットは楽しいところです。
スーパーには売っていないようないろいろな食品がいっぱいあるし、種類も多いし、新鮮な感じがします。

でも、生産者として少しだけ心配なこともあります。




1、本当に安心、安全なのかなぁ。

 この頃、道の駅やJAファーマーズマーケットへ持ち込む生産者が増えています。団塊の世代の方々が退職して野菜作りに励んだり、かわいい孫へ何かを買ってあげるために野菜づくりに励むおじいちゃんやおばあちゃんが多いからです。
 だから、普通では市場に出回らないような巨大なホウレンソウや形が変わった大根などにもお目にかかります。

 見ていて楽しいのですが、市場出荷であれば当然入るプロのチェック無くして出荷されている現状で問題が発生した時は大変だなぁと思います。
 自分自身も自分に厳しく努めていきたいです。

2、安売り合戦にならないようにしたいなぁ。

 道の駅に持ち込む生産者の方には、生産原価は関係なく安くても売れることが大切な「趣味を兼ねたおこずかい稼ぎ」の方も多いようです。
 2月は雨が多くて暖かかったためホウレンソウなどはどんどん大きくなっていいるため、安売り合戦の様相の感もあり、ディスカウントショップを連想してしまいました。

 それから大規模生産者が市場に出荷できなかった規格外商品を持ってきている場合もあります。市場に出荷できないといっても少し大きかったり、小さかったりするだけで品質はとってもいいです。機械によってあっという間に種をまいたり、収穫したり選別したりしている人にとっては安くても規格外の野菜は売れればそれだけ利益になります。

趣味の生産者や大規模な専作農家とは違った生き残り策が必要です。


3、ファーマーズマーケットと言えるのかなぁ

 農家の人は道の駅やJAのファーマーズマーケットに対しても”出荷する”と言います。
 売っているのはあくまでも道の駅やファーマーズマーケットの職員です。
 生産者は「いらっしゃいませ。」とか「ありがとうございました。」とは言っていません。
ただ、黙々と野菜を持ち込むだけです。

 ”出荷する”のではなく“お届けする”気持で野菜を持っていきたいと思います。

関連記事