樹齢100年の柿の木
我が家は今年で101年目となります。
この柿の木は本家(ほんけ)から独立して家を建てたときに植えられました。
場所を移して今は茶園のそばの山の斜面に植わっています。
肥料をやっていないのですが、自然の力だけでたくさんの実をならせています。
甘味は少なく、素朴な感じです。
形もゴツゴツしているし、カメムシの刺し痕もあります。
でも、100年前って言うと日露戦争や日韓併合といった時代です。
なんかすごいなあ。
「食の価値って、おいしさであったり、栄養であったり、安心安全であったりするけど、その野菜や果物が持っている生い立ち(物語)も、ひとつの価値じゃないのかなぁ」
なんてことを、樹齢100年の柿を食べながら考えています。
追加 (その1)
日曜劇場「JIN-仁」を見ながら、「坂本竜馬のいた時代は1860年代、そうか自分が生まれる100年前って江戸時代なんだよなぁ。樹齢100年ってそういうことなんだよなぁ。」などと思うと、ますます感慨にふける秋の夜長です。
追加 (その2)
樹齢100年の柿の木が植わっている場所は、野菜畑を作るために来年から農地造成が始まります。
だから、今年が最後の収穫です。
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