しめ飾り

しあわせ野菜ガルテン

2009年12月31日 00:21





先生が忙しいから師走というのに、なぜか先生時代より忙しい年末を過ごしています。

4年前から始めたしめ飾り作りを、今年はやめようかなと思っていたのですが、こういう時こそ心をこめて作ることが大切と思い直し、昨日の夕方に作ってみました。

しめ飾りに使ったワラは自分が田植えをして、自分で刈り取った稲わらです。
縁起物の飾りつけの、松、竹、梅、ウラジロ、南天、みかんも家にあるものです。
赤と白の紙(シデ)は、赤と白の和紙を買ってきて作りました。



しめ縄の材料である稲わらはお正月の神様は五穀豊穣の神様です。
しめ縄こそ国産でなくてはいけないのです!(なんてね)


松は冬でも葉が落ちることなく生命力があることから縁起物とされています。
自宅の横に植えてある五葉松を使いました。
この松は自分が生まれた時に父親が植えてくれたものです。
今では大木で老木の雰囲気も出てきました。
少し複雑な心境です。


竹は雪が降っても折れることなく上へ上へと延びることから縁起が良いとされています。
自宅に植えてあるクマザサを使いました。
クマザサは熊笹と書きますが、正しくは隈笹です。「目の周りに隈(クマ)ができた」の隈(クマ)です。葉の周りが枯れて白くクマになっていることからクマザサと言います。


ナンテンです。漢字では南天。
赤い実を南の空の星に見立てていますが、難転(なんてん)とも書けることから、困難を転じるということで縁起物となっています。


万両(まんりょう)です。
葉より下に実をつけるのが万両で、葉より上に実をつけるのが千両(せんりょう)です。
赤い実をたわわに実らせることから縁起がいいとされます。
千両はあまり生えていないのですが、万両は鳥が実を食べて糞をいろいろな場所に落とすので所どころに生えています。家の山に行ってとってきました。

ウラジロです。葉の裏が白いことからウラジロといい、心にやましいことがないことを表しています。
だから、しめ飾りには白い方を表にます。
ウラジロも家の山からとってきました。山ならどこでも生えているわけではなく、排水が良いけど湿気があるところに群生しています。このような場所には良い杉の木が育ちます。


ミカンの木です。
本当は代々、家が反映するようにダイダイがいいのですが、ダイダイはないので、ミカンで代用させてもらいました。
掛川はお茶の産地ですが、ミカンには土が合っていないようで、おいしいミカンにはなりません。
このミカンの木も正月飾りで使うだけで、あとは鳥達が食べることになりそうです。



赤と白の紙を紙垂(シデ)といいます。赤と白の和紙を買ってきて作りました。
作り方は以前にしめ飾りを片付ける時に分解して覚えました。

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