全自動たい焼き機
この頃、よく、たい焼きを食べます。
マクロビスイーツはお気に入りですが、一日の仕事を終えて食べるたい焼きはまた違った幸福感があります。
でも、ちょっと複雑な気持ちになる時があります。
「お手軽価格の和風スイーツ」と言われるたい焼き、お値段は130円から160円くらい。
この金額がちょうど野菜のお値段と同じなのです。
確かにたい焼きは美味しい。130円は安いと思います。
「でも、だからこそ、手間ひまを考えると野菜ってもっと高くていいんじゃないのか?」と思うのです。
種から育てて、水をやったり肥料をやったり、太陽や風を気にして育てて、その間に虫や病気にやられてしまうものもあって、一生懸命に声をかけて育てて、収穫して袋に入れて、ラベルを付けてお届けする野菜。
目の前で10分程度でできてしまう「たい焼き」。
美味しいなぁと、ほおばりながら「それにしても野菜は安すぎるのではないか?」と思うのです。
閑話休題
リマクッキングスクールの帰りに妻が東京大丸店のたい焼き「鉄次」の丸いたい焼きを買ってきました。
一個160円で、このお店が一号店、ちょっとした東京土産になっているそうです。
形が変わっているけど、すごくおいしい。
そして、しおりを見てびっくり。
こう書かれていました。
「このうまさ、人間技とは思えない。」
美味しいたい焼きを焼くために生まれた世界で初めての「全自動たい焼き機」で作っています。
160円だけど、確かにおいしい。
でも、「全自動たい焼き機」ってことは人間の手がほとんど入っていないことじゃない。
物の値段ってどうやって決まるのかなぁ。自分の野菜はどれだけの価値があるのかな?
丸いたい焼きを「美味しいなぁ」と、ほおばりながらそんなことを考えました。
たい焼き「鉄次」東京大丸店
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