2010年10月13日
秋の枝豆できました。
枝豆・・といえば夏、ビールのおつまみ、というイメージが強いのですが、実は枝豆が一番おいしいのは秋です。
枝豆は大豆を早採りしたものですが、大豆には3~5月に種をまいて7~8月に収穫する夏大豆と6~7月にまいて10~11月に収穫する秋大豆があります。
適した品種も違い夏大豆は早生(わせ)の品種、秋大豆は晩生(おくて)の品種を使います。
夏の枝豆は早生の品種、そして、これから採れる秋の枝豆は晩生(おくて)の品種です。
晩生(おくて)というくらいですからゆっくり時間をかけて、夏の太陽と秋雨をいっぱい体の中にためながら成長していきます。
だから、とっても栄養が豊富、そしておいしいのです。

・・・・・・・・・と、例年書いていたのですが今年はどうもうまくありません。
8月と9月の猛暑のせいか、あるいは自分の技術のなさのせいなのか、実が全然ついていません。
少ないだけでなくとても小さいです。空洞になっている実(さや)も多いです。
お届け時期も昨年は10月1日から収穫できたのに、今年は今となっても膨らんでくれません。
暑い中で一生懸命に育てながら、とっても楽しみにしていたのでがっかりです。
でも、そんな中でも膨らんでくれた枝豆があります。少しずつですが、お届けしようと思います。
本当は、枝豆という位ですから枝ごとお送りしたいのですが、そうすると枝ばかりとなってしまいます。少々手間ですが、ところどころに実った枝豆を摘んでお送りします。
野菜作りも人づくりも同じ。思い通りにいかないから楽しいのだと考えています。
なお、今回お届けするのは黒大豆の枝豆です。豆の皮が少し黒いのは黒大豆だからです。ほくほくしておいしいですよ。
おいしい枝豆の種べ方
一番最初にやらないといけないことは、その枝豆の新鮮度と熟度を判定することです。
ア)収穫したて
枝豆は収穫したてだったら、家庭菜園でとれた枝豆のほうがどんな有名産地の枝豆よりおいしいです。その場合の、ゆで時間は熱湯に入れて3分~5分とします。さやの両端を切る必要はありません。
ただし、熟度が進んでいる(外から触って豆が固くなり始めている場合)は、少し長めに5分~8分位にしましょう。さやの両端も切ります。
イ)収穫してから少し時間がたった枝豆
収穫してから時間がたった枝豆は硬くなっていますので、柔らかくするためにはゆで時間を長くしてあげます。5分~8分位前後ですね。
また、うまみが消えていますので、塩味によって甘みを感じるように両端をしっかり切ります。スイカに付けるお塩と同じですね。
ウ)冷凍の枝豆
柔らかさで勝負するしかありません。10分でも15分でも茹でてください。
(あれっ、冷凍枝豆って茹でてから冷凍にしてあるんでしたっけか?)

この写真は昨年のもの、今年はこの1/4くらいしかついていません。
それでは、枝豆のゆで方です。
1、ゆでた時に塩味を豆に染み込ませるため、枝豆の両端をハサミで切ります。
ただし、新鮮な枝豆は皮が柔らかいので切らなくても充分浸透します。枝豆のコリコリした食感が好きな人は切らないほうがいいです。
逆に、いつも冷凍の枝豆を食べてる人は柔らかい枝豆に慣れているので思いっきり切ったほうがいいです。
2、枝豆を水で洗う前に塩をたっぷりつけて塩揉みします。
目的はごみを取るためと毛を取るためです。
新鮮な枝豆ほど硬い毛がいっぱいあって食べた時に気になるのでボールの中でごしごしやって毛をとります。
後で洗い落とすので、塩もみの塩はどのような品質でも構いません。
3、塩もみをして汚れと産毛がとれたら、しっかり洗いましょう。
きれいな枝豆は洗わなくてもいいのですが、それは流通の段階で洗ってあるからです。
新鮮な枝豆って雨風にさらされているから思った以上に汚れてます。
汚れているのは普通です。しっかり洗って下さい。
4、水を準備し沸騰させます。
水の量は枝豆の3倍くらいです。
「多めの水で」と書いてある本もありますが、多すぎると豆が水っぽくなりますので、少なめがお勧めです。
5、塩は4%です。
500ccの水なら20gですね。塩を入れると沸点が上がるので、塩を入れてからお湯を沸かします。
この時の塩はミネラル分を含む高級な天然塩を使ってくださいね。食卓塩ではだめですよ。
6、沸騰したら枝豆を入れて3~5分ゆでます。
新鮮な枝豆は生でも食べられる位です。
収穫したては3分~5分くらい、少しコリコリ感があるくらいがお勧めです。
収穫してから少し時間がたっていたり、収穫が遅れて硬くなっている枝豆は5~8分位ゆでますです。
中には10分以上ゆでる必要がある枝豆もあります。柔らかくなり過ぎると旨み成分もなくなってしまいます。
7、ゆでている間はラーメンやウドンをゆでる感じで、火加減は強力にぐつぐつさせましょう。発色を良くするためにふたはしません。
8、3分経ったら少しつまんでみて、食べられるようならお湯をこぼします。
9、塩を振るかどうかは好み次第です。
その時には水をこぼして温かくなっている鍋に枝豆と塩を入れてシェイクします。
塩は粒子が大きい天然塩がお勧めです。
10、枝豆が熱いままだと色が悪くなるので熱を取ります。
冷水につけるのは水っぽくなるのでやりません。
「美味しくな~れ」と声をかけながらウチワであおぎます。
11、出来上がり!!
コメントをいただけたら、「枝豆のおいしい食べ方」のバージョンアップに役立てます。
よろしくお願いします。
枝豆は大豆を早採りしたものですが、大豆には3~5月に種をまいて7~8月に収穫する夏大豆と6~7月にまいて10~11月に収穫する秋大豆があります。
適した品種も違い夏大豆は早生(わせ)の品種、秋大豆は晩生(おくて)の品種を使います。
夏の枝豆は早生の品種、そして、これから採れる秋の枝豆は晩生(おくて)の品種です。
晩生(おくて)というくらいですからゆっくり時間をかけて、夏の太陽と秋雨をいっぱい体の中にためながら成長していきます。
だから、とっても栄養が豊富、そしておいしいのです。


・・・・・・・・・と、例年書いていたのですが今年はどうもうまくありません。
8月と9月の猛暑のせいか、あるいは自分の技術のなさのせいなのか、実が全然ついていません。
少ないだけでなくとても小さいです。空洞になっている実(さや)も多いです。
お届け時期も昨年は10月1日から収穫できたのに、今年は今となっても膨らんでくれません。
暑い中で一生懸命に育てながら、とっても楽しみにしていたのでがっかりです。
でも、そんな中でも膨らんでくれた枝豆があります。少しずつですが、お届けしようと思います。
本当は、枝豆という位ですから枝ごとお送りしたいのですが、そうすると枝ばかりとなってしまいます。少々手間ですが、ところどころに実った枝豆を摘んでお送りします。
野菜作りも人づくりも同じ。思い通りにいかないから楽しいのだと考えています。
なお、今回お届けするのは黒大豆の枝豆です。豆の皮が少し黒いのは黒大豆だからです。ほくほくしておいしいですよ。




一番最初にやらないといけないことは、その枝豆の新鮮度と熟度を判定することです。
ア)収穫したて
枝豆は収穫したてだったら、家庭菜園でとれた枝豆のほうがどんな有名産地の枝豆よりおいしいです。その場合の、ゆで時間は熱湯に入れて3分~5分とします。さやの両端を切る必要はありません。
ただし、熟度が進んでいる(外から触って豆が固くなり始めている場合)は、少し長めに5分~8分位にしましょう。さやの両端も切ります。
イ)収穫してから少し時間がたった枝豆
収穫してから時間がたった枝豆は硬くなっていますので、柔らかくするためにはゆで時間を長くしてあげます。5分~8分位前後ですね。
また、うまみが消えていますので、塩味によって甘みを感じるように両端をしっかり切ります。スイカに付けるお塩と同じですね。
ウ)冷凍の枝豆
柔らかさで勝負するしかありません。10分でも15分でも茹でてください。
(あれっ、冷凍枝豆って茹でてから冷凍にしてあるんでしたっけか?)
この写真は昨年のもの、今年はこの1/4くらいしかついていません。
それでは、枝豆のゆで方です。
1、ゆでた時に塩味を豆に染み込ませるため、枝豆の両端をハサミで切ります。
ただし、新鮮な枝豆は皮が柔らかいので切らなくても充分浸透します。枝豆のコリコリした食感が好きな人は切らないほうがいいです。
逆に、いつも冷凍の枝豆を食べてる人は柔らかい枝豆に慣れているので思いっきり切ったほうがいいです。
2、枝豆を水で洗う前に塩をたっぷりつけて塩揉みします。
目的はごみを取るためと毛を取るためです。
新鮮な枝豆ほど硬い毛がいっぱいあって食べた時に気になるのでボールの中でごしごしやって毛をとります。
後で洗い落とすので、塩もみの塩はどのような品質でも構いません。
3、塩もみをして汚れと産毛がとれたら、しっかり洗いましょう。
きれいな枝豆は洗わなくてもいいのですが、それは流通の段階で洗ってあるからです。
新鮮な枝豆って雨風にさらされているから思った以上に汚れてます。
汚れているのは普通です。しっかり洗って下さい。
4、水を準備し沸騰させます。
水の量は枝豆の3倍くらいです。
「多めの水で」と書いてある本もありますが、多すぎると豆が水っぽくなりますので、少なめがお勧めです。
5、塩は4%です。
500ccの水なら20gですね。塩を入れると沸点が上がるので、塩を入れてからお湯を沸かします。
この時の塩はミネラル分を含む高級な天然塩を使ってくださいね。食卓塩ではだめですよ。
6、沸騰したら枝豆を入れて3~5分ゆでます。
新鮮な枝豆は生でも食べられる位です。
収穫したては3分~5分くらい、少しコリコリ感があるくらいがお勧めです。
収穫してから少し時間がたっていたり、収穫が遅れて硬くなっている枝豆は5~8分位ゆでますです。
中には10分以上ゆでる必要がある枝豆もあります。柔らかくなり過ぎると旨み成分もなくなってしまいます。
7、ゆでている間はラーメンやウドンをゆでる感じで、火加減は強力にぐつぐつさせましょう。発色を良くするためにふたはしません。
8、3分経ったら少しつまんでみて、食べられるようならお湯をこぼします。
9、塩を振るかどうかは好み次第です。
その時には水をこぼして温かくなっている鍋に枝豆と塩を入れてシェイクします。
塩は粒子が大きい天然塩がお勧めです。
10、枝豆が熱いままだと色が悪くなるので熱を取ります。
冷水につけるのは水っぽくなるのでやりません。
「美味しくな~れ」と声をかけながらウチワであおぎます。
11、出来上がり!!
コメントをいただけたら、「枝豆のおいしい食べ方」のバージョンアップに役立てます。
よろしくお願いします。
Posted by しあわせ野菜ガルテン at 10:41│Comments(0)
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