2008年06月29日
ねぇねぇあの人、とうが立っちゃったね。(6月27日の答え)

大根やキャベツや白菜や菜の花などのアブラナ科の植物は白や黄色の4枚の花を咲かせます。4枚の花は珍しく十字架のように見えることから十字花科植物ともいいいます。
春になると野菜たちも子孫を残すために花を咲かせます。大根の場合は葉の中央部から、ハクサイやキャベツは葉がバリバリと割れて中から花茎と呼ばれるまっすぐな茎が伸びてきます。
これを「とうが立つ」とか「とう立ち」と言います。
( 「とう」というのは塔のことだと思うのですが、ちょっと不確かです。)
そういうことで、「とうが立つ」ことは植物にとっては一番大切な時を迎えた訳ですが、人間にとっては都合がよくありません。野菜の食べる部分は栄養の貯蔵器官であり、花を咲かせるにあたって体に変化が起こります。そのため、「とうが立ち始めた大根やキャベツは食べてもおいしくない」んですよね。
そこで、「とうがたってしまうと、食べてもおいしくない」ことから、〇〇を過ぎだ方にこの言葉を使うことがあります。しかし、実は内面では一番充実した成熟の時を迎えているわけです。
大根の花は真っ白でとっても清楚、十字架そのものの気品のある大人の花です。
原産地は地中海沿岸(ギリシャ、ローマ、エジプト、イスラエルのあたり)、キリスト教の発祥地です。
十字きり 純白の花 咲かせます
クリスチャンなの 私は大根
Posted by しあわせ野菜ガルテン at 00:37│Comments(0)
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