馬鈴薯って何だかわかりますか?

しあわせ野菜ガルテン

2009年11月24日 19:07

昨日、サツマイモの名前の由来の話を書きましたが、ジャガイモとカボチャの名前の由来の話も好きです。

ジャガイモの名前の由来

 ジャガイモの原産地はアンデス山麓のチチカカ湖周辺、インカ帝国で栽培されていました。
 そしてインカ帝国を滅ぼしたスペイン人によってヨーロッパに持ち込まれ、東インド会社を起こしたオランダによりインドネシアの現在の首都ジャカルタの近郊ジャガトラの港から日本に持ち込まれました。
 そこで、ジャガトラ港から来たイモ→ジャガタラ芋→ジャガイモと呼ばれるようになりました。
今でも「ジャガタラ」っていいますよね。
 時は1598年、江戸時代の幕開けのころですね。


カボチャの名前の由来

 ジャガイモのと同じようにインカ帝国で作られていました。日本にはポルトガル人がカンボジアから持ち込みました。だから、カンボジア→カボチャ。

 カボチャのことを漢字で「南瓜」と書きますが、これはポルトガルとの「南蛮貿易」で持ち込まれたからしょうね。



それでは問題です。(ベジタブ検定2級)

 ジャガイモのことを「馬鈴薯(ばれいしょ)」とも言います。(知らない人もいます。)
 さて、このようにいうのは何故でしょうか?






自分が好きな説は「馬鈴薯(ばれいしょ)」は「マレーシアの芋」という説です。
マレーシアを支配したオランダ東インド会社はその地でジャガイモを栽培し、それを船に積んで航海に出て日本に着きました。マレーシアは漢字で馬来西亜、そこからマレーシア→バレイショになった、という説です。

少々強引だけど、少しロマン的な感じもして好きなのですが、残念ながら有力な説ではありません。

ジャガイモの形が輸送用の馬につける熊よけの鈴に似ているという事からこの名前になったという説、あるいは、中国のある地方の呼び名のひとつという説が有力です。

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