日本ホウレンソウ

しあわせ野菜ガルテン

2009年12月29日 19:05

ホウレンソウの種類には日本ホウレンソウと西洋ホウレンソウがあります。

これは常識なのでしょうか?
自分自身、実際に作るまでその違いを知りませんでした。
皆さん知っていますか?

写真のホウレンソウはどちらでしょうか? (ベジタブ検定3級)





ホウレンソウはアフガニスタンやイラン周辺の中央アジアが原産です。

その後、東に向かって中国を経て江戸時代に伝わったのが日本ホウレンソウ。
根元が赤く、葉の切れ込みが深く、葉の先がとんがっています。
味はいいですね。
でも、ちょっと作りにくいです。

一方、西に向かってヨーロッパに伝わったのが西洋ホウレンソウ。
葉が丸く、根元はあまり赤くありません。
西洋ホウレンソウは形が小松菜に似ています。
作りやすいのが特徴です。

それでもって、今日本で作られているホウレンソウのほとんどは日本ホウレンソウと西洋ホウレンソウの掛け合わせ品種。
アフガニスタンから地球を東と西に回って行ったものが、ちょうど反対側の日本でもう一度合体されているんですね。

写真のホウレンソウは純粋な日本ホウレンソウです。
9月10月にまいて今頃から冬にかけて食べることができます。
西洋ホウレンソウの掛け合わせ品種と比べて生育はゆっくりだし、収量も少ないのですが、同じホウレンソウでも味が全然違うんですよ。

もちろん味は土や肥料や育て方によっても変わります。
おいしいホウレンソウをお届けできるように精進、精進。

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