2008年09月15日
マクロビオティック・スウィーツの茶屋を始めます。

「家事の合間にちょっと一休憩、小腹がすいたのでゆっくりしたいな。でも、太るのはいやだな。」なんて言う女性に来ていただけたらと思います。


おもてなしにも向く、ちょっと可憐なシフォン型ケーキです。お砂糖は使わずメープルシロップとラム酒で甘みを出しました。有機栽培の完熟バナナを使っています。

カボチャとリンゴを適当な大きさに切ってから蒸し煮にし、へらを使ってつぶします。これに、豆乳と菜種油、小麦粉、粉末の寒天パウダーを混ぜ合わせたものを加えてオーブンで200度30分焼きます。ケーキを作る時には普通は卵を使いますが、卵の代わりに寒天パウダーを使って固めています。蒸し煮にすることで野菜のうまみが驚くほど出ます。かぼちゃの甘味とリンゴの酸味がとてもあっています。
(でも、写真がうまく取れていませんね。あんまり美味しく見えません。すいません。)


地粉と塩と菜種油と水だけで作ったカリントウです。お砂糖は使っていませんがとても美味しく食べられます。いい食材といい揚げ油を使うことで、食材そのものが持っている旨みが出てきます。普通のかりん糖を食べた時に感じるくどさがなく、噛めば噛むほど味わいがあり幸せな気持ちにさせてくれます。


「マクロビオティックの我が家にはお砂糖(上白糖)が置いてありません。」
このことを言うと10人中9人は驚きます。
しかし、お砂糖(上白糖)を全く使わないことは極端かもしれませんが、日本の現代の食事はお砂糖を使いすぎているのは確かです。
健康にいいと言われる日本料理ですが、お砂糖に関しては使いすぎです。
これは日本の侵略戦争と関係があります。
日本の侵略戦争の始まり、何だか覚えておりますか?
1894年の日清戦争ですね。このあと日露戦争、第一次世界大戦、第2次世界大戦と続くわけですが、この戦争とお砂糖は大変関係があります。
日清戦争の結果、日本が手に入れた領土、それが台湾です。そして、台湾統治の中心課題が製糖業です。というか、お砂糖を手に入れるために台湾を併合したといっても過言ではありません。それくらい日本の軍部にとって砂糖は重要でした。
1900年に、台湾で最初の近代的分蜜粗糖工場として「台湾製糖」 が設立され日本本土にたくさんのお砂糖が入ってくるようになりました。国民は大喜びです。「戦争っていいな。大変なこともあるけど、こんなにおいしいものが食べられるようになるんだ。」
こうして、日本は侵略戦争にまっしぐら、日本料理にお砂糖はふんだんに使われるようになっていったのです。
Posted by しあわせ野菜ガルテン at 20:00│Comments(0)
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