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2011年01月16日

卵談話(その1)

野菜作りの手伝いに来てくれている小林君は平飼いで有精卵の鶏を飼っています。
その、小林君と自分(sumi)の卵の談話です。
卵談話(その1)


(Sumi)卵って黄身の色が濃くて味が濃厚なのがいいと思っていたけど、小林君の卵は黄身の色が薄くて味は淡白なんだけどどうしてなの?

(小林)卵の黄身の色と栄養は関係がないんですよね。でも、黄色い方がおいしく感じられるので、餌に蟹ガラ、パプリカ、ニンジンなどを混ぜて色を濃くさせている生産者さんもいます。マリーゴールドを食べさせたりもしています。着色用の粉剤もあるんですよ。

(Sumi)小林君はどうしてるの?

(小林)自分の場合は餌をトウモロコシより米の割合を多くしているために、色が薄いと思われます。トウモロコシって黄色いでしょ。
蟹ガラ、パプリカ、ニンジンなどは悪いものじゃないんですが、不必要な色付けをする必要はないと思って入れていません。様子を見ながら考えていきます。

(Sumi)何でトウモロコシを少なくしているの?

(小林)それは、お米は国産だからですよ。もっとも、くず米ですけどね。
輸入トウモロコシも遺伝子組み換えでないものとなると高いんですよね。
一般的に鶏の餌の7割はトウモロコシです。遺伝子組み換え作物も家畜飼料用の場合は輸入が認められていますからね。

(Sumi)色はわかったけど、味が淡白なのはなぜなの?

(小林)味の濃さは動物性のタンパクに関係していると思います。餌に魚粉を混ぜるとおいしくなります。

(Sumi)確かに野菜の場合も肥料の中に魚粉が入ると旨みが出るからね。でも、何で魚粉を使わないの?

(小林)鶏は雑食性で、時々虫を食べて動物性のタンパクも食べていたとは思いますけど、基本的には植物を餌にしていたんですよね。
だから、動物性のタンパクをたくさん与えると体に負荷がかかるんですよ。

(Sumi)負荷がかかるってどういうこと?

(小林)動物性のタンパクが多いとすぐ大きくなって卵もたくさん産みます。ほとんど365日卵を産みますからね。でも長生きできないんです。

(Sumi)長生きできないってどれくらいなの?

(小林)長生きできないというより経済的な価値がなくなって処分されちゃいます。鶏って7~8年、長いと10年生きるんだけど、一般的な養鶏では1年で終わりです。
自分の場合でも3年くらいが目安です。

(Sumi) ねえ、動物性のタンパクを取りすぎると体に負荷がかかって長生きできないって人間も同じなのかなぁ?


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Posted by しあわせ野菜ガルテン at 01:12│Comments(0)7、つれづれ日記
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